ナイフはカトラリーの中で一番歴史が長いと言われています。
古くは各々が武器として持っていたナイフを使って肉の塊を切り取り食べていました。
1700年代のヨーロッパでは、手とナイフで食事をするのが主流で、自前のナイフを使うか、もしくは主人や同伴者が好みの大きさに切り取ってくれました。
当初ナイフは肉を切り、刺して食べるために先を尖らせてありましたが、1669年ルイ14世が、ナイフが凶器として使われるのを恐れ、「食事用のナイフは全て先をを丸くするように」と命令を出し、テーブルナイフの先は丸い形になっていきました。