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テーブルマナー
テーブルマナーと言うと難しいイメージがありますが、基本を知っていれば大切な席で慌てることもありません。
いざと言う時、食事を楽しく食べていただくために、一般的なテーブルマナーをご紹介いたします。
着 席
席に着く時は、必ず席の左側から座ります。退席の際も左側からになります。
バッグは小さいものならば背中と椅子の背もたれの間へ置きます。
背にバッグを置くと椅子に浅く座ることになるので、姿勢が悪くならないよう気を付けます。
また、少し大きなバッグは自分の左側の足元へ置きます。
この時、お店の方の邪魔にならないよう配慮しましょう。
オーダーの後で食前酒や前菜が運ばれてくる前までには、ナプキンを膝の上に置くようにしましょう。
ナプキンは二つに折り、輪を手前にして膝にかけます。
カトラリーのセッティング
【カトラリー】
1.スープスプーン
2.オードブルナイフとフォーク
3.フィッシュナイフとフォーク
4.ミートナイフとフォーク
5.フルーツナイフとフォーク
6.アイスクリームスプーン
7.バタースプレッダー/ナイフ
【グラス】
A.ゴブレット
B.シャンパングラス
C.白ワイングラス
D.赤ワイングラス
カトラリーはショープレートを中心に右がナイフ左がフォークになります。このナイフとフォークは外側から順番に使っていきます。
フルーツやデザート用はショープレートの上側に置いてあるものを使います。
グラスは、一番大きなゴブレット(水用)・細長いグラス(シャンパン用)・底が丸いグラス(赤ワイン用)・赤ワイングラスより一回り小さいグラス(白ワイン用)と分けられます。
フルコース
フルコースは
1.オードブル(前菜) 2.スープ 3.魚料理 4.肉料理(メイン)
5.ソルベ(シャーベット) 6.肉料理(焼き物) 7.デザート 8.カフェ
の順番で出されます。場合によっては 6.肉料理 が省略される場合もあります。
1.オードブル(前菜)
オードブル(前菜)は、彩りがよく味付けも様々なものが、少量づつ組み合わされて出されます。
カナッペなどは手でつまんで食べてもかまいません。
2.ス ー プ
ポタージュやコンソメが一般的です。スープはスプーンを手前から奥へ動かしてすくいます。
スープの残りが少なくなったら、スープ皿の手前を持ち上げて傾け、スープを奥の方にまとめてすくいやすくしていただきます。
熱いからといってフーフー吹いたり、音を立てて飲まないように気を付けましょう。 カップスープの場合は初めはスプーンでいただき、スプーンですくえなくなったら、取っ手を両手で持って飲みます。
3.パ ン
通常スープと一緒に出されます。スープを飲み終わってからパンを食べ始めましょう。
パンは手で一口大にちぎり、そのパンに少しづつバターをのせて食べます。
4.魚 料 理
最初のメインディッシュです。フォークで魚を押さえ上身をはがし、皿の手前に移して左側から一口づつ切っていただきます。
上身をいただいたら、骨の下にナイフを入れて骨をはずし、皿の奥へはずした骨を置き、下身をいただきます。
下身をいただく際に、魚を裏返さないように気を付けてください。
5.肉 料 理
左側の端から食べやすい大きさに切りながらいただきます。最初に全部切り分けてしまうのはやめましょう。
骨付きの肉はフォークでしっかりと肉を押さえ、骨にそってナイフを入れ、骨と肉を切り離してからいただきます。
6.ソ ル ベ
肉料理や魚料理の後に出されます。
お店によって肉料理が一品の場合は魚料理の後に、肉料理が二品の場合は肉料理と肉料理の間に出されるのが一般的です。
口直しが目的ですので、冷たいシャーベットがよく出されるようです。
7.デ ザ ー ト
フルーツやケーキなどが出されます。ケーキで固いものはナイフを使います。
柔らかいものはスプーンで切るようにします。
8.カ フ ェ
最後にコーヒーまたは紅茶が出されます。砂糖やミルクを入れてかき混ぜた後のスプーンは、カップの向こう側に置くようにします。
食事中の注意
・食事中にカトラリーを皿に置く時は、八の字に
・自分のハンカチやティシュを使うのは、ナプキンが汚くて使えないというサインになります
・中座する場合は、デザートに入ってから
・中座する際にナプキンはきちんと畳まず無造作に椅子の上へ
退 席
食事が終わったら、ナイフとフォークを揃えてお皿の右下へ置きます。
またナプキンはきれいに畳まず、テーブルの右側へ無造作に置くようにしましょう。
ナプキンをきれいに畳むのは料理がおいしくなかったサインです。